日本酒の種類は9つに分かれる~醸造アルコールと精米歩合からなる純米酒と吟醸酒の違い~

大きく分類すると、お酒は3つのグループに分けることかできます。

1つめは醸造酒で、日本酒やビール、ワインなどがこれにあたります。

2つめのグループは蒸留酒で、焼酎、泡盛、ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ジン、ラムなどがその代表です。

最後のグループは混成酒で、リキュールやベルモット、さらにはみりんや合成清酒などがこれに属します。

 

日本酒は9種類ある

268650日本酒にも基準があり、それにより名称も異なっています。

現在、日本酒は9種類に分類されています。

普通酒、本醸造酒、特別本醸造酒、純米酒、特別純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒、吟醸酒、大吟醸酒の9つです。

普通酒以外の8つのタイプのお酒を特定名称酒といいます。

これらは主として使用原料と精米歩合によって規定されるものです。

精米歩合とは、原料となる酒米をどれくらい削って使っているかを示すものです。

例えば精米歩合60%では、酒米の外側の40%が削られていることになります。

これらを簡単にまとめたものが次の表です。

 

日本酒の特定名称とその主な要件

特定名称 使用原料 精米歩合
本醸造酒 米、米麹、醸造アルコール 70%以下
特別本醸造酒 米、米麹、醸造アルコール 60%以下または特別な製造方法
純米酒 米、米麹 規定なし
特別純米酒 米、米麹 60%以下または特別な製造方法
純米吟醸酒 米、米麹 60%以下
純米大吟醸酒 米、米麹 50%以下
吟醸酒 米、米麹、醸造アルコール 60%以下
大吟醸酒 米、米麹、醸造アルコール 50%以下
普通酒(特定名称酒の規定にあてはまらない酒) 米、米麹、規定量外の醸造アルコール、その他原材料 規定なし

 

日本酒の分類

1349019624日本酒の分類において重要な基準が2点あります。

ひとつは、原料に醸造アルコールが添加されているか純米であるか。

醸造アルコールが添加されていないものが純米酒と呼ばれます。

もうひとつは、精米歩合です。

精米歩合により大吟醸酒、吟醸酒、本醸造酒と呼び名がかわるのです。

しかし、こうして見てみますと、特別純米酒と純米吟醸酒の差はほとんどありません。

吟醸酒と特別本醸造酒についても同様です。

このようにどちらにもあてはまるような場合は、各酒蔵の判断によってどのように表記するかを決めています。

ただし一般的には、華やかな香りに特徴があるものを純米吟醸酒や吟醸酒とし、すっきりとした味わいを追求したものであれば特別純米酒や特別本醸造酒とすることが多いようです。

 

醸造アルコール

kikunotsukasa-01上記の表でもわかりますが、醸造アルコールを原料に加えているものがいくつかあります。

アルコール添加というと、戦後の米不足時にお酒の生産量を増やすために取り入れられた技術というイメージがあり、あまり高級感がありません。

また、お酒の味も薄まってしまうような感じがするかもしれません。

しかし、現在の酒造りにおいては、アルコール添加がそのような目的で行なわれることはほとんどありません。

アルコールを添加することで米の香りが液体へ移るという特性をむしろ利用して、お酒の華やかな香りを引き出すために行なわれています。

吟醸酒や大吟醸酒にもそのような理由でアルコールが添加されています。

また、アルコール添加といっても合成したアルコールではなく、醸造したアルコールでなければ日本酒に添加することは認められていません。

糖蜜類や穀類などの原料をきちんと発酵させて製造されたアルコールだけが使用されているのです。

 

精米歩合

seimaibuai1かつては、吟醸酒といえば高級日本酒の代名詞でした。

吟醸香ともいわれる華やかな香りと淡麗で辛口の味わいは非常に高く評価されていました。

ところが最近では米と水と米麹だけで造られる純米酒が評価されるようになってきています。

純米酒には吟醸酒とは異なるどっしりとした美味しさがあり、余分と思える材料も加えられていませんので高級感もあります。

近年では純米酒しか造らないという酒蔵も登場しています。

また、純米吟醸酒や純米大吟醸酒といった、アルコールを添加せずにその製法によって香りを追及したお酒もあります。

 

運命的な1本と出会う

このように、一口に日本酒といってもいろいろな種類があり、それぞれに特徴があります。

同じ酒蔵でもいろいろなタイプのものを製造しているところもあります。

お酒の好みも人それぞれですから、ぜひいろいろなタイプのものを試してみてください。

運命的な1本との出会いがあるかもしれません。

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Kitagawa
最後までブログを読んでいただきありがとうございます。 これからも日本酒についての記事を書いていきますのでブログシェアお願いいたします。

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