「喜多屋」は、山紫水明の地として名高い福岡県八女市を代表する酒です。
多くの人に喜びを伝える、銘酒「喜多屋」が必要とするのは、矢部川の伏流水、契約栽培の酒米、地元出身の杜氏と蔵人。
酒造りに関わるものを、オール福岡で取り揃えて、一本に凝縮します。
株式会社喜多屋
株式会社喜多屋は、文政年間(19世紀)に創業した酒蔵です。
初代蔵元は本家を継ぐ立場でありましたが、後継ぎの座を弟に譲り、酒造りの道に入ったと言われています。
「主人自ら酒つくるべし」という家憲を残し、初代自ら杜氏として酒造りに情熱を傾けました。
その情熱は代々受け継がれ、七代目である現社長の時代になっても変わることはありませんでした。
約200年にわたって、歴代の主人が、蔵で酒を醸してきた歴史がある酒蔵です。
社名としても、代表銘柄としても使用されている「喜多屋」も、初代から受け継がれてきたものです。
「酒を通して多くの人に喜びを伝えたい」という想いから生まれました。
喜多屋が蔵を構えるのは、日本書紀においても、山水の美しさを謳われた福岡県八女市。
山紫水明の地に流れる、矢部川の伏流水は、仕込み水として使用されています。
また、九州一の穀倉地帯である筑紫平野の一角で育った米も、喜多屋の原料米として欠かせません。
JA糸島で契約栽培される「山田錦」、JAふくおか八女で契約栽培される「吟のさと」などをメインに、酒が醸されます。
多くの人に喜びを伝える酒は、国内の各種品評会のみならず、海外においても人気を博す一本となっています。
全国新酒鑑評会での金賞受賞数は12回、ロンドンで開催される品評会、IWCでも最優秀賞を受賞しています。
株式会社喜多屋
福岡県八女市本町374
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酒蔵見学
喜多屋は、酒蔵見学を通年受け付けています。
公式HPのお問い合わせフォームで、必ず事前予約を行ってください。
見学希望人数、到着予定時間、当日連絡のための携帯電話番号などを記入しておきましょう。
営業時間:9時~17時30分
休業日:土日・祝日(土曜日は、休日と営業日があるので、事前にご確認ください。)
酒蔵見学お問い合わせフォームは、こちらから
おすすめの日本酒
一推しの酒は「大吟醸 極醸 喜多屋」です。
IWC2013で、583銘柄の中から、最優秀賞である「チャンピオン・サケ」の栄冠に輝いた大吟醸酒。
精米歩合35%の山田錦を大切に仕込み、しずく搾りで、一滴一滴を優しく仕上げました。
優美な香りと繊細な味わい、静かな余韻が素晴らしいハーモニーとなって飲み手を楽しませてくれる一本です。
日本酒Data
銘柄: 大吟醸 極醸 喜多屋
特定名称: 大吟醸酒
使用米: 山田錦
精米歩合: 35パーセント
日本酒度: +4.0~5.0
酸度: 1.1~1.2
アルコール度数: 16度以上
香り 弱・・・・★強
コク 薄・・★・・濃
キレ 弱・・★・・強
味わい 甘口・・・★・辛口
美味しい飲み方
常温で楽しむか、少し冷やしていただくと、絶妙と絶賛された味わいのハーモニーを体感することができます。
相性が良いので、和食全般と合わせて飲んでも美味しい一本。
福岡の郷土料理を選んで、料理までもオール福岡にしてみたい大吟醸です。
おすすめは地元で愛される、がめ煮。
「喜多屋」の味を、いっそう引き立てます。
その他おすすめの酒
「純米大吟醸 寒山水 45%磨き(純米大吟醸酒)」は、山田錦や雄町を45%まで磨き、深山から湧き出る矢部川の伏流水で仕込まれた一本。
フルーティーな香りと柔らかな味わいが、ファンを虜にしています。
喜多屋【きたや】~飲む人を喜ばせたいという想いが凝縮した酒~ まとめ
日本国内だけではなく、海外にまで展開している「喜多屋」。
蔵元の想いを凝縮した酒で喜びを伝えられる人は、年を追うごとに多くなっています。