奥州街道・奥の細道沿いに佇む有限会社金水晶酒造店。
金水晶酒造店の酒造りは、地元の一体化。
地元水晶沢の水と福島市の米を、地元出身の杜氏が仕込みます。
そうして、できあがった酒には、地元の良さすべてが詰め込まれているのです。
その酒の旨さは、全国新酒鑑評会8年連続受賞の経歴が証明しています。
有限会社金水晶酒造店
有限会社金水晶酒造店の斎藤家は、伊達政宗に仕えた武士の家系。
奥州街道で旅籠を営んでいましたが、明治維新の影響で酒造りを始めることに。
明治28年(1895)に、初代・金次郎によって創業が開始されました。
社名の「金水晶」の由来は、地元にあった金鉱脈から水晶沢へと流れ込む湧水にちなんだもの。
その水質は極上で、明治天皇行幸の際に献上されたほどの名水です。
現在の蔵元は3代目、福島酒造組合長などの経歴を持ち、福島県産の日本酒の普及に力を注ぎました。
地元福島と一体化した酒造りを行っていて、目指す酒は、地域の風土と合ったもの。
福島市で採れた米と水晶沢の水で酒を仕込むのは、やはり地元福島出身の杜氏と蔵人です。
酒造りの技術に優れ、繊細な管理で酒の旨さをじっくりと引き出します。
醸し出された酒は、全国新酒鑑評会で8年連続金賞を獲得。
また、福島産の酵母と米を使った酒では、平成25年の福島県春季鑑評会「夢の香」部門で、最高位の県知事賞を受賞しています。
さらに、「うまし、うつくし」を合言葉にした、「福島の逸品」でブランド認証も受けています。
有限会社金水晶酒造店
福島県福島市松川町字本町29
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金水カップ
金水晶の200ml入り、通称「金カップ」。
特徴は、カップに描かれた吾妻小富士と雪うさぎです。
東北本線で北上して、二本松、安達太良山、そして吾妻小富士。
早春のころ訪ねると、その斜面にうさぎのような形の残雪が見られます。
「吾妻小富士の雪うさぎ」とも、「種まきうさぎ」とも呼ばれて、地元の人々に親しまれています。
雪うさぎの訪れは、苗代に種をまき始める合図なのだとか。
金水晶の酒を造る、大事な水と米にも関係の深い図柄ですね。
カップ酒のコレクターも見逃せない一品です。
原材料名: 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール度数:15度
200ml詰
おすすめの日本酒
「金水晶 大吟醸」は、手間を惜しまず低温発酵で丁寧に仕込まれた蔵元自慢の銘酒。
果実のように華やかで芳醇な香りが特徴的です。
口に含むと雑味のない、すっきりとした飲み口が楽しめます。
飽きることなくぐいぐい飲める一本です。
ラベルがかわりましたね。
日本酒Data
銘柄: 金水晶 大吟醸
特定名称: 大吟醸酒
使用米: 山田錦
精米歩合: 40パーセント
日本酒度: +3
酸度: 1.1
アルコール度数: 15度
香り 弱・・・・★強
コク 薄・・★・・濃
キレ 弱・・・★・強
味わい 甘口・・・★・辛口
美味しい飲み方
冷やしていただくと、芳醇な香りとすっきりとした味わいが堪能できます。
食中酒としてもいけるので、さっぱりとした味付けの料理と合わせるのがおすすめ。
サッパリッとした魚の塩焼きと合わせて飲むと、旨さ倍増。
いつまでも飲んでいられます。
その他おすすめの酒
福島ブランドにこだわって作られた「金水晶 純米吟醸」。
福島県産の酒造好適米「夢の香」を、同じ福島県産の酵母で仕込んだ一本です。
芳醇な香りと、濃厚でやや辛口な味わいが楽しめます。
こちらもラベルが変わりました。
金水晶【きんすいしょう】~地元の水と米と風土を一体化させた酒造り~ まとめ
地元の水と米と風土を一体化させた酒造りがモットーの有限会社金水晶酒造店。
地元を愛し、全国新酒鑑評会8年連続金賞受賞という偉業を達成した酒蔵です。