金の井酒造株式会社

宮城県栗原市にある金の井酒造株式会社は、大正4(1915)年に綿屋酒造店として創業しました。

創業当初に金の井ブランドの酒を造っていたことから、その後現在の社名である金の井酒造株式会社に変更しました。

蔵から3キロメートル離れたところに、名水として知られている湧き水、小僧山水があります。

宮城県の寒冷な気候を利用しながら、平成12年よりこの小僧山水を使用し、良質な契約栽培米を丁寧に醸すことにこだわって酒造りを行っています。

金の井酒造株式会社 綿屋の由来

綿屋の由来金の井酒造の新銘柄である綿屋(わたや)は、現代表取締役の代になって発表されました。

綿屋という名は、創業当時の屋号である綿屋酒造店が由来です。

控えめな甘さと香りを持つ綿屋は、日本酒ファンから注目を集め、たちまち同蔵の代表銘柄となったのです。

年間生産量は、500石程度と少ないですが、量より質を心がけています。

和醸良酒

和醸良酒金の井酒造が日本酒を造る際に気をつけているのは「和醸良酒」です。

日本酒好きな私の好きな漫画『夏子の酒』の中にも頻繁に出てくる「和醸良酒」と言う言葉。

私もとても好きな言葉でもあり、実際に酒造りに携わる人たちが大切にされている言葉です。

この和醸良酒には二つの意味があります。

  1. 和は良酒を醸す酒造りに携わる人、酒を瓶詰する人、酒を販売する人、そして酒を飲む人それぞれの和の精神を大切にしてこそ、良酒(美味しい酒)が生まれるということです。
  2. 良酒は和を醸す良酒(美味しい酒)を飲めば、人間関係も丸くなり和を醸すという意味です。

「酒に携わる人たちの和から良い酒が生まれる」と「良い酒は人間関係を良くする」という二つの意味、どちらも大事にしながら酒造りは行われているのです。

食事に寄り添う日本酒

また、綿屋は食事に寄り添うお酒ともいわれています。

日本酒の酸が効いているため、料理の脂を流したり料理の旨みと調和するといったように、現代の食生活にぴったり合う食中酒となっています。

実際に食事と一緒に綿屋を飲むと、思った以上にお酒が進んでいるほど、さりげなく料理に寄り添うお酒なんです。

金の井酒造株式会社
宮城県栗原市一迫字川口町浦1-1

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おすすめの日本酒

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一推しの「綿屋 特別純米酒 美山錦」は、グリーンハーブやラ・フランスのような香りが立ち上がる、軽やかで爽やかな一本です。

キレのいい味わいは、口の中をスッキリさせ、食欲をあおります。

和食、特に出汁をきちんととった料理と相性がよく、魚のうま味と調和する酒です。

冷やしてまたは常温で飲むのがおすすめですが、飲み始めの印象と温度が変わってからの表情が大きく変わりますので、温度変化を楽しむのも良いですね。

銘柄: 綿屋 特別純米酒 美山錦
特定名称: 特別純米酒
使用米: 美山錦
精米歩合: 55パーセント
日本酒度: +4酸度 1.6
アルコール度数: 15度

香り  弱・★・・・強
コク  薄・★・・・濃
キレ  弱・・・★・強
味わい 甘口・・★・・辛口

その他のおすすめの酒

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綿屋 純米大吟醸 雄町(純米大吟醸酒)

岡山県産の特別栽培米、雄町が原材料。

引き締まった酒質で、穏やかな味わいながら深いコクが楽しめます。

後口の印象の旨みも非常によく、食中酒におすすめです。

蔵元最高級 綿屋 純米大吟醸 阿波山田錦

宮城酵母を使い、阿波山田錦の中でも最も品質に優れた特上米を精米歩合40パーセントまで磨き、雑味を取り除いた高級な食中酒。

丁寧に醸した後、低温で熟成させているので、深みと旨みのバランスが絶妙に絡み合っています。

綿屋【わたや】~量より質、「和醸良酒」を心がけ新銘柄に力を注ぐ~金の井酒造株式会社 まとめ

食事を邪魔せず引き立てる、究極の食中酒、綿屋。

飲めば飲むほどその良さがわかるお酒です。

お酒だけで楽しむのではなく、ぜひ食事と一緒に飲まれることをおすすめします。

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