合資会社廣木酒造本店

越後街道沿いに位置する、合資会社廣木酒造本店は、江戸時代中期から続く蔵元。

地元の風土を生かした酒とするために、地元の米「五百万石」を使用して、品のある深い味わいの酒を造っています。

廣木酒造本店の社長兼杜氏である9代目みずからが手掛けた銘酒「飛露喜」は、月に1度の店頭販売で長蛇の列ができるほどの人気です。

合資会社廣木酒造本店

泉川

合資会社廣木酒造本店は、文化文政年間(1804~1830)の創業。

会津坂下町と新潟をつなぐ越後街道沿いで、代々「泉川」という銘柄の酒を地元中心に販売していました。

長年普通酒をメインに扱ってきた廣木酒造は、9代目廣木健司さんの手により一躍飛躍を遂げます。

高齢のため杜氏が蔵を引退し、先代の急逝で30歳という若さで社長兼杜氏として、酒を仕込むようになった9代目。

一時は、廃業も考えたそうです。

しかし、味で勝負できる酒、存在感のある酒を造りたい、という思いから1999年に生まれた「飛露喜」が爆発的な人気を得ることになります。

地酒ブームの火付け役ともなった銘柄の一つで、現在でも品薄状態が続き、入手が困難なほどです。

人気を一過性のものとせず、蔵主がさらに旨い酒造りを追求した賜物でしょう。

設備と原料米に投資を惜しまず酒造りにこだわり、細やかな温度管理で旨味と雑味の調整を行っています。

また、米を水に浸す時間が僅かに違うだけでも、味が変わってしまう日本酒。

浸水時間でさえ、秒単位で管理されています。

その結果、濃密でありながら透明感の溢れる酒が醸すことに成功。

火入れ技術の研究にも手間を惜しまず、現在でも成長を続けている蔵元です。

廣木酒造では、「飛露喜」と並び、地元優先で販売される「泉川」も人気を博しています。

「飛露喜」では出ない味わいを目指して造られる、蔵元のもう一つの面を見せてくれる地酒です。

合資会社廣木酒造本店
福島県河沼郡会津坂下町字市中二番甲3574

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おすすめの日本酒

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飛露喜
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限定酒が多く購入が困難な廣木酒造の酒の中で、「特別純米飛露喜」は、唯一の通年安定して出荷される酒です。

安定しているからこそ、上質な酒質を保つ工夫が光る一本。

甘味、辛味、酸味のバランスの調和がとれていて、たちのぼるほのかな甘い香り。

飲みくちは、スッキリとしていて、口に含むと旨味が溢れてきて、いつまでも飲み飽きない味に仕上がっています。

銘柄: 特別純米 飛露喜
特定名称: 特別純米酒
使用米: 麹米:山田錦、掛米:五百万石
精米歩合: 麹米:50%、掛米:55%
日本酒度: +3
酸度: 1.6
アルコール度数: 16.2度

香り  弱・・★・・強
コク  薄・・・★・濃
キレ  弱・・・★・強
味わい 甘口・・・★・辛口

美味しい飲み方

鶏鍋飛露喜ブランドは、食中酒として注目を集める銘酒。

肉でも魚でも、さまざまジャンルの料理に合わせることができるのは、さすがの一言。

鶏肉の鍋を口に運ぶ合間に、冷やでちびりと一口いくと、旨さも倍増。

食中酒として、もう手放せません。

その他おすすめの酒

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飛露喜
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蔵元最高級「純米大吟醸」は、廣木酒造の自慢の銘酒。

上品で華やかな香りが鼻をくすぐったあとに、透明感のあるきれいな酸味が旨味とともに口に広がります。

限定本数のみの出荷なので、手に入りにくいのが悲しいところです。

飛露喜【ひろき】~存在感ある酒を造る地酒ブームの先駆者のひとつ~ まとめ

9代目蔵元が、試行錯誤を重ねて廃業の危機を乗り切った廣木酒造。

主張する酒である「飛露喜」と気軽に楽しめる酒である「泉川」、ともに存在感のある味を追求しています。

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