相原酒造株式会社は広島の蔵元で、すべてのお酒を大吟醸造りで行なうというこだわりを持つメーカーです。
最近では全国新酒鑑評会において6年連続で金賞を受賞するなど、高い評価も受けています。
相原酒造株式会社
相原酒造株式会社の創業は明治8年(1875年)です。
海上運輸の要所として栄えた広島県の旧賀茂郡仁方町(現在の呉市)で酒造りが始まり、現在に至ります。
この地域は名水でも知られ、清酒の仕込み水としては瀬戸内海国立公園に属する名峰である野呂山から流れ下る伏流水が使用されています。
代表酒銘の「雨後の月」は、相原酒造2代目の相原格が命名したもので、小説家の徳冨蘆花が明治33年に発表した随筆「自然と人生」の短編主題から取られたもので、雨上がりの空を冴え冴えと照らす月のように美しい酒を造りたいと願って付けられました。
最上級の大吟醸造り
相原酒造株式会社では、昭和50年代の後半から醸造する清酒を特定名称酒へと移行し、平成7年以降は全体の95%が特定名称酒となっています。
日本酒において最も美味しい作り方は大吟醸造りであると言われていますが、相原酒造株式会社の最大の特徴は、吟醸酒や純米酒も含めてすべての製品で大吟醸造りを取り入れているところにあります。
3℃以下の低温でゆっくりと熟成させてできるお酒は、鮮烈で透明感があり、かつ上品に仕上がっています。
また、醸造後の熟成も重視し、低温でじっくりと味を深めるために専用の冷蔵庫を備えて、すべてのお酒を丁寧に保存熟成しています。
もちろん酒米もよく吟味をし、最上級のものが使用されています。
「雨後の月」では、兵庫県の特A地区に指定された秋津の「山田錦」、東条地区の「愛山」、そして岡山県赤磐地区の「雄町」など、まつに最高峰の酒米が用いられています。
相原酒造株式会社では公式サイトに加え、LINEやFacebook、ブログなどでも「雨後の月」情報を発信していますので、ぜひご覧ください。
相原酒造株式会社
広島県呉市仁方本町1-25-15
TEL 0823-79-5008
FAX 0823-79-6247
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おすすめのお酒
いちおしは「大吟醸 真粋 雨後の月」で、「雨後の月」ブランドのまさに基盤といえる最高級の大吟醸酒です。
兵庫県特A地区秋津産「山田錦」の中でも特上等のものを35%まで磨き、非常に贅沢に醸造されています。
その香りは梨や苺を彷彿とさせる瑞々しいもので、味は丸みがあり旨みもよく乗っています。
1995年に雑誌「特選街」主催による全国日本酒コンテストにおいて大吟醸部門グランプリを受賞したお酒です。
日本酒データ
銘柄: 大吟醸 真粋 雨後の月
特定名称: 大吟醸酒
使用米: 山田錦
精米歩合: 35パーセント
日本酒度: +3.5
酸度: 1.3
アルコール度数: 18度
香り 弱・・・★・強
コク 薄・・★・・濃
キレ 弱・・・★・強
味わい 甘口・・★・・辛口
おすすめの飲み方
新鮮なフルーツを思わせる味わいと大吟醸の香りを存分に味わうため、冷やして飲むのがおすすめです。
ロックにしても爽やかに楽しめます。
料理と合わせる場合は魚介系がおすすめですが、特に地元瀬戸内海でとれる白身魚を使ったお刺身や焼き魚との相性は抜群です。
その他のおすすめのお酒
純米吟醸酒の「雨後の月 山田錦」もおすすめです。
すっきりとした透明感のある味わいが楽しめ、こちらも魚介系の料理とよく合います。
雨後の月~すべての酒を大吟醸造りで醸す雨上がりの月の如く冴えた酒~ まとめ
相原酒造株式会社はその全製品を大吟醸造りで行なう酒造りに取り組んでいます。
沢山造るのでもなく、楽に造るのでもなく、早く造るのでもなく、ただただ美味しいお酒のためにそうしているのです。