日本酒と酒器のサイエンス

花切子について~ホープトマンが生んだグラヴィール技法、サンドブラスト技法との違い~

花切子は、伝統的な切子細工のひとつの技法を用いて仕上げられたものです。 通常はカットした後につやを出すために磨きを行ないますが、花切子の場合はカットした部分をあえて磨かないことで、削った部分がすりガラスのようになり独特の […]

猩猩は猿でも鳥類でもない!?~民間信仰にみる酒と魔よけの大人形~

猩猩(しょうじょう)は「猩々」とも書き、古典にたびたび登場する架空の動物です。 もともとは中国の想像上の動物であり、体は人間に似ているものの朱色の長い体毛に覆われており、顔は人間に、声は子供の泣き声に似ていて、人間の言葉 […]
天山酒造

天山【てんざん】~原料米を突き詰めて造り上げた銘酒~天山酒造株式会社

佐賀県の中央で、天山山脈と源氏ボタルの舞を背景に佇むは、天山酒造株式会社。 旨い酒を醸すには、上質の原料米が不可欠と、酒米栽培技術を突き詰める酒蔵です。 地元米農家と、酒米栽培研究会までをも立ち上げ、極上の銘酒「天山」を […]
石本酒造

越乃寒梅【こしのかんばい】~淡麗辛口の酒を世に知らしめた酒蔵~石本酒造株式会社

銘酒「越乃寒梅」を醸す石本酒造のモットーは、「酒造りを極める」こと。 3倍醸造酒が主流であった時代、甘口の酒が好まれる中、正反対の路線を行く酒を造り始めました。 淡麗辛口の旨い酒を、先駆けて世に送り出した酒蔵です。
第一酒造

開華【かいか】~自社水田を持つ栃木県最古の酒蔵~第一酒造株式会社

開花を造る第一酒造株式会社は、創業より約340年という栃木県最古の老舗です。 日本名水百選に名を連ねた佐野市の水と、自社水田で社員によって田植えから刈り入れまで手塩にかけて育てられた米、卓越した技能を持つ杜氏と蔵人によっ […]

獺祭(だっさい)~味わうための日本酒がエヴァ新幹線「500 TYPE EVA」にも登場~旭酒造株式会社

日本酒の消費量は、1975年の167万5千kℓをピークに減り続け、2010年には58万9千kℓと35年間でほぼ3分の1になってしまっています。 旭酒造株式会社は、そんな日本酒の消費が減少しつつある中でも快進撃を続ける山口 […]
今里酒造

六十餘洲【ろくじゅうよしゅう】~江戸時代末期の蔵で手造りの酒を仕込む~今里酒造株式会社

日本全国津々浦々で、余すところなく愛される酒を目指し名付けられた、銘酒「六十餘洲」。 江戸時代末期に建てられた、築200年を誇る今里酒造の蔵で醸されています。 長崎県波佐見町の風土が育てた水と米で、伝統の手造りにこだわっ […]

日本酒の飲み方~常温冷や、冷酒、熱燗など温度で変化するうま味と香り~

日本酒にはいろいろな飲み方があります。 それは日本酒の温度によって味が変わるという特徴によるところが大きいといえます。 日本酒には大きく分けて4つのタイプが存在します。 香りの高いタイプ、軽快でなめらかなタイプ、コクのあ […]
酒器名鑑

酒の味わいを科学的に分析する

酒器の科学   伝統工芸の美 江戸切子   幻と呼ばれた 薩摩切子   ガラス発祥の地 天満切子   和洋折衷の新技術 花切子   独創的なデザイン 蒲田切子   […]
亀の尾

清泉【きよいずみ】~『夏子の酒』のモチーフとなった伝説の酒蔵~久須美酒造株式会社

「清泉」を醸す久須美酒造株式会社は、栽培の難しさから途絶えかけた幻の米「亀の尾」を復活させた酒蔵として有名です。 酒造りにかける情熱は、漫画「夏子の酒」のモチーフにもなりました。 新潟の自然の恵みと、人情が合わさって、生 […]
清水清三郎商店

作【ざく】~伊勢杜氏の気概を受け継ぐ鈴鹿市唯一の酒蔵~清水清三郎商店株式会社

三重県鈴鹿市は、かつて味酒鈴鹿国(うまさけすずかのくに)と書物に記されるほど酒にゆかりのある地域でした。 そこに現存する唯一の蔵は、「作」を醸す清水清三郎商店。 三重県の酒造りを支えていた、伊勢杜氏の技を受け継いだ蔵でも […]

杜氏になるために必要なこと~日本酒の製造免許と酒造技能士~酒の味と人をまとめる杜氏の仕事

日本酒造りにおいて、昔から大きな役割を果たしてきたのが杜氏です。 酒蔵で働く人たちには様々な役割があり、杜氏もそのうちのひとつです。 酒蔵においては、経営者つまりオーナーは蔵元と呼ばれ、経営判断はこの蔵元が行なっています […]