賀茂鶴~オバマも絶賛!世界に轟く双鶴~賀茂鶴酒造株式会社

賀茂鶴酒造株式会社は、灘と伏見に次ぐ日本三大銘醸地のひとつである広島県東広島市の西条にある蔵元です。

「賀茂鶴」は多くの鮨の銘店で提供されるお酒として有名です。

 

賀茂鶴酒造株式会社

賀茂鶴酒造の創業は江戸の初期にあたる元和9年(1623年)で、現在の東広島市にあたる地域で酒造りが始まりました。

日本三大銘醸地のひとつと言われるだけあって、付近には数多くの酒造業・醸造業者のルーツが存在しています。

独立行政法人「酒類総合研究所」もこの地域に置かれています。

そんな酒造りの盛んな土地で、賀茂鶴酒造の酒造りも行なわれています。

 

賀茂鶴の由来

酒銘の「賀茂鶴」は、明治6年(1873年)の9月9日に、広島の酒三大恩人の一人である木村和平によって命名されたものです。

「賀茂」は地名ですが、それに酒を造るという意味の「醸す」(かもす)を掛け、おめでたい鳥である「鶴」と合わせて付けられました。

お酒のラベルには2羽の鶴と富士山が描かれていますが、これは信頼と日本一の品質を表わすもので、賀茂鶴酒造の酒造りに対する深い想いが込められています。

 

先進技術の導入とパリ万国博覧会

1892年(明治25年)に木村静彦が社長に就任し、現在の発展の下地が据えられます。

第2醸造蔵が新たに建てられるとともに、先進的な精米技術の導入にも取り組みます。

おりしもこの頃、鉄道(現在のJR山陽本線)が開通し、東京方面への出荷も本格化してゆきます。

同時に新聞広告を出したり、海外への日本酒の輸出を始めたりと精力的に動きます。

こうした努力の成果か、明治33年(1900年)にはフランスのパリで開催された万国大博覧会に「賀茂鶴」が展示され、名誉大賞を受賞します。

大正6年(1917年)の第6回全国酒類品評会では全国初の名誉賞を受賞しています。

これらの受賞を皮切りに、「賀茂鶴」は多くの賞をその後も獲得し続けます。

中でも全国新酒鑑評会の金賞受賞数に至っては、現在通算で100回を数え、「賀茂鶴」ブランドに華を添えています。

 

酒蔵の拡張とカモツルオアシス

元々はお酒以外の製品も醸造していた賀茂鶴ですが、大正7年(1918年)に当時の蔵元の木村静彦が、賀茂鶴酒造株式会社を設立し、日本酒の醸造に主軸を移します。

酒蔵も次々に拡張され、1951年(昭和26年)には東京支社も設置されます。

1967年(昭和42年)には、広島市中区鉄砲町に「カモツルオアシス」という池を配した人工の緑地帯が造成されます。

現在は行なわれていませんが、以前はここで田植えなども行われていました。

2011年(平成23年)に芝生の人工芝化が行なわれ、電光式の広告装置が設置され現在に至ります。

 

名店に愛されるゴールド賀茂鶴

賀茂鶴の酒造りは、広島杜氏の手による伝承の技法を用いたものです。

原料となる酒米は品質を厳選するとともに、そのすべてを自家精米して使用しています。

広島から賀茂鶴酒造の名が全国に轟くきっかけとなった「特製ゴールド賀茂鶴」は、1958年(昭和33年)の発売でした。

品質を最重視して醸造される「賀茂鶴」は、すきやばし次郎、鮨水谷、鮨松波など、与志乃系の鮨の銘店で提供されています。

中でも「大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴」は、オバマ大統領が来日した時に銀座の「すきやばし次郎」で飲んだお酒として有名になりました。

 

酒蔵見学

賀茂鶴酒造では、本社の敷地内に見学室を設置しています。

見学室には、手作りの酒造り用具や酒米の展示がされており、酒造りのDVDも見ることができます。

材料にこだわりながら寒造りでお酒を造る杜氏の情熱を感じる内容となっています。

他にも、お酒に関する資料の配布や、賀茂鶴酒造の数銘柄のお酒の試飲も行なわれています。

お酒やグッズの購入も可能です。

賀茂鶴酒造見学室

開館時間: 9:00~16:30(入館は16:00まで、定員は45名です)
定休日: 不定休
入館料: 無料
〒739-0011
広島県東広島市西条本町4-31
TEL 0120-422-212(土日祝除く8:30~17:30受付)
メール order@kamotsuru.co.jp
ホームページ http://www.kamotsuru.jp

アクセス

JR山陽本線 西条駅から徒歩3分
駐車場 5台

 

佛蘭西屋

賀茂鶴酒造より徒歩1分のところにあり、酒造りに関する中国語と英語の映像や資料があります。

 

おすすめのお酒

いちおしは何といっても「大吟醸『双鶴 賀茂鶴』」です。

仕込み水に賀茂山系の伏流水を、酒米には自家精米した最高級の山田錦を100時間かけて32%まで磨き上げたものが使用されています。

酒米を割れないように丁寧に手で洗い、蒸上げたなら寝る間を惜しんで麹を育て、相当の手をかけて造り上げるお酒です。

どこまでも澄んだフルーティな果実のような華やかな香りが漂い、その味わいには妙なる深みが感じられる、まさにこの蔵元の王道の1本です。

全日本国際酒類振興会が主催する2013年秋季全国酒類コンクールの「吟醸・大吟醸部門」では特賞第1位に選出されています。

 

日本酒データ

銘柄: 大吟醸 双鶴 賀茂鶴
特定名称: 大吟醸酒
使用米: 山田錦100%
精米歩合: 32パーセント
仕込水: 賀茂山系伏流井水
日本酒度: +3.5
酸度: 1.2
アルコール度数: 16~17度

香り  弱・・・・★強
コク  薄・・・★・濃
キレ  弱・・・・★強
味わい 甘口・・・★・辛口

 

おすすめの飲み方

このお酒は、常温あるいは冷やで飲むのがおすすめです。

当然ですが、お鮨とはよく合います。

中でも瀬戸内海で取れる鯛や穴子、鰯などとの相性は抜群です。

変わったところでは、メロンと生ハムにも合いますのでお試しください。

 

その他のおすすめのお酒

「賀茂鶴 特別本醸造 超特撰特等酒」もおすすめの1本です。

やや辛口ですがうまみの感じられる柔らかな飲み口が特徴です。

さらに、受注生産で蔵元直送という、なかなか入手が難しいお酒ではありますが、「大吟醸 天凛」はこの蔵元最高級の逸品です。

10年以上低温蔵で熟成させたお酒をベースに、新酒をブレンドして生み出される凛とした味わいが素晴らしいお酒です。

 

まとめ

賀茂鶴酒造株式会社は、品評会の金賞受賞数がトップレベルで、お鮨の銘店からの評価も高い蔵元です。

広島のお酒は、まずこの「賀茂鶴」から始めてみてはいかがでしょうか。

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Kitagawa
最後までブログを読んでいただきありがとうございます。 これからも日本酒についての記事を書いていきますのでブログシェアお願いいたします。

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