龍力【たつりき】米のささやき~杜氏から蔵元へ山田錦の味を極限まで引き出す生酛造り~株式会社本田酒店

taturiki01株式会社本田酒店は、お酒の原料となる酒米にこだわりを持つ蔵元で、中でも酒米の王様と言われる「山田錦」に関しては他社の追随を許さない品質のものを使用した酒造りをしています。

その代表が「龍力 米のささやき」です。

 

株式会社本田酒店

taturiki02もともと本田家は元禄時代から代々、播州杜氏の総取締役として酒造りに携わっていました。

大正10年(1921年)に当主である本田新二が杜氏から造り酒屋へと転身し、蔵元として創業したのが本田酒店の始まりです。

酒蔵は播州、兵庫県姫路市にあり、このあたりの地域は日本最高クラスの品質を誇る酒造好適米の主な産地です。

本田酒店は、この立地条件を最大に生かし、酒米にこだわった酒造りを進めてきました。

酒米の中でも王様と言われる「山田錦」は、1936年2月27日に品種登録された品種で、日本全国の酒蔵で使用されているものですが、「龍力」においては、使用する全ての山田錦が最高級品である兵庫県特A地区産のものです。

その他の酒米についても、減農薬栽培以上のものを使用したり、神力米や山田穂などの酒米の復活にも尽力したりするなど、酒米に関しては相当力が入っています。

仕込水としては揖保川の伏流水が使用されています。

この水は軟水で鉄分が少なく、大吟醸造りに最適です。

 

酒造好適米の王様 「山田錦」

kome_03さて、酒米の王様「山田錦」は、酒造りにおいて多くの長所を有しています。

一般的には、普通の食用米でお酒を造ると甘いだけのお酒や、逆に辛いだけのお酒が出来上がり、結果として味わいに幅や広がりが非常に少なくなってしまいます。

しかし、山田錦を使用することにより、甘さと辛さの両方をあわせ持った濃醇で幅のあるお酒を醸造することができます。

科学的な分析によると、山田錦を使用して造られたお酒に含まれるアミノ酸は、アルギニン、ヒスチジン・フェニルアラニンといった苦味をもつアミノ酸が少ないことが分かっています。

これにより、山田錦独特の濃醇なお酒が生み出されるのです。

本田酒店は、山田錦の産地にある酒蔵として、山田錦で造られたお酒の素晴らしさを伝えるのが使命であるという認識で、主な原料として山田錦を使用して酒造りを行なっています。

 

兵庫県特A地区産とは

kome_05この山田錦ですが、非常に高価です。

1俵(60kg)で比較すると一般米の2.5倍はします。

さらに、収穫される地域がその品質によって特A地区、A地区、B地区、C地区に分類されます。

現在の特A地区は加東市(旧社町・旧東条町)と三木市吉川町になっています。

これらの特A地区でとれる山田錦は、厳しい生産条件が必要なこともあり、山田錦の全生産量に比べてごくわずかしかとれない貴重な酒米で、その価格も推して知るべしです。

「龍力」には、この貴重な酒米だけが使用されています。

 

本田酒店の歩み

taturiki05本田酒店は1976年(昭和51年)に業界初の搾りたて生酒「蔵出し新酒」を、1979年(昭和54年)には現行商品である「大吟醸龍力 米のささやき」を発売します。

1981年(昭和56年)には、会長である本田武義が日本吟醸酒協会を設立し、その初代理事長となります。

1992年(平成4年)には、使用原料米を100%酒造好適米とします。

その後、山田錦の産地として兵庫県特A地区に指定された地域の中でも、超優良地区である秋津で「秋津米」の契約栽培をスタートさせます。

加えて、兵庫県の御津町中島が原産で明治に使用されていた超優良品種「神力米」の復活にもかかわり、酒米へのこだわりは並々ならぬものであることが示されてきました。

近年では、新ブランドとなる「ドラゴンシリーズ」を立ち上げ、冷や・常温・燗と飲み方のスタイルそれぞれに特化した酒造りを行ない、見た目も名前も味も楽しめるように工夫を凝らしています。

 

主な受賞歴

kanhyo揖保川の伏流水と、兵庫県特A地区産の最高の山田錦を使用して醸造されたお酒は、全国新酒鑑評会などで多数の金賞を受賞し、非常に高い評価を得ています。

その受賞歴の始まりは1985年(昭和60年)のことで、姫路酒造組合としては初めて全国新酒鑑評会で金賞を取ります。

その後は全国新酒鑑評会においては金賞の常連となり、1997年・1998年・2001年・2002年・2003年・2007年・2011年・2012年(第100回記念大会)・2013年・2014年・2015年・2016年と数々の金賞を受賞しました。

1998年にはシンガポールで開催された「The New World of Food And Wine Festival 1998」において日本代表となります。

2008年にはアメリカで開催された「World Wine Championships」で、世界最高金賞と主席金賞を獲得します。

2011年の燗酒コンテストでは準大賞と金賞を取り、同年の「World Wine Championships」においても主席ゴールドメダルを獲得しています。

2012年には燗酒コンテストで最高金賞、2013年にも燗酒コンテストで金賞となりました。

2014年には燗酒コンテストで「龍力 生酛仕込み」が金賞に選ばれました。

このような受賞歴は、「龍力」の高い評価の一端を物語るものです。

 

酒蔵見学

taturiki04基本的には2月と3月のみ見学可能です(要予約)。

その他の期間については、お問い合わせください。

酒蔵見学の後、試飲を楽しんだりお土産を購入したりすることができます。

事前に予約しておくと、有料のおつまみやお弁当を申し込めます。

年間来場者数は1,500人ほどです。

開館時間: 9:30~17:00
見学料: 大人500円(子供は無料)
駐車場: 約6台(大型バスの場合は事前にご連絡ください)
外国語: 案内表示(英語・中国語)、付き添いガイド(英語・中国語)

株式会社本田商店
兵庫県姫路市網干区高田361-1
TEL 079-273-0151
FAX 079-274-2454

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おすすめのお酒

komenosasayaki02いちおしは「大吟醸 龍力 米のささやき 金賞受賞酒」です。

このお酒は鑑評会用に醸造された大吟醸酒で、兵庫県特A地区産の特上「山田錦」の味わいを極限まで追求したものです。

穏やかな吟醸香と柔らかでよくふくらむ味わいが絶品です。

 

日本酒データ
銘柄: 大吟醸龍力 米のささやき 金賞受賞酒
特定名称: 大吟醸酒
使用米: 山田錦
精米歩合: 35パーセント
日本酒度: +3.5
酸度: 1.4
アルコール度数: 17.5度

香り  弱・・・★・強
コク  薄・・★・・濃
キレ  弱・・★・・強
味わい 甘口・・★・・辛口

 

おすすめの飲み方

anago間違いなく冷で飲むことをおすすめします。

酒蔵の地元の特産である蒸し穴子やいかなごのくぎ煮などとの相性は抜群です。

その一方で香りの強いブルーチーズなどともよく合う、守備範囲の広いお酒です。

 

その他のおすすめのお酒

komenosasayaki他にも、兵庫県の特A地区産の山田錦を使用し、大吟醸酒の基本に徹底的にこだわった「大吟醸 龍力 米のささやき」もおすすめです。

こちらのほうが金賞受賞酒よりも手に入れやすいかもしれません。

さらに、酒米にこだわったお酒の最高級品として「純米大吟醸 龍力 米のささやき 秋津」があります。

使用されている最高級の山田錦は、兵庫県加東郡東条町秋津産とその産地まで指定されています。

究極の山田錦のうまみと穏やかな果実香が感じられる逸品です。

 

まとめ

日本酒の原料となる酒米にここまでこだわった蔵元はなかなかありません。

株式会社本田商店による、山田錦の味を極限まで引き出した酒造りの妙味をぜひお楽しみください。

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Kitagawa
最後までブログを読んでいただきありがとうございます。 これからも日本酒についての記事を書いていきますのでブログシェアお願いいたします。

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