忠臣蔵~少数精鋭で丁寧に仕込んだ大吟醸酒~奥藤商事株式会社

a0141498_23462831忠臣蔵といえば赤穂浪士の話が有名ですが、奥藤商事株式会社はその赤穂で「忠臣蔵」という酒銘のお酒を造っている蔵元です。

少数精鋭による丁寧な仕込みを武器に、良質の吟醸酒を生み出しています。

 

奥藤商事株式会社

1ea078b8e0955b6f65d5d6044c5cb5d5奥藤商事株式会社のルーツは古く、酒蔵としては慶長6年(1601年)に創業しています。

あの赤穂藩主、浅野家の御用酒屋を務めていた酒蔵でもあります。

奥藤家は幕末から明治にかけ、これまた有名な赤穂の塩の積み出し港として栄えた坂越で大庄屋や回船業などの船手庄屋を営んでもいました。

現時点では、赤穂で唯一の酒蔵で、300年以上前に建てられた酒蔵も現存しており、当時の趣の残る坂越の町並みの中に建っています。

 

忠臣蔵の由来

img04言い伝えによると、ある年の冬のこと、どこからともなく創業者の家に白髪の老人2人が訪れ、主人がお茶を出したところその老人たちは何も言わずに米俵と柄杓を置いて立ち去ってしまいます。

その米俵と柄杓を見た創業者は、これは酒を造れというお告げだと解釈し、酒造りを始めたとのことです。

この言い伝えにある米俵と柄杓の実物は、酒造郷土館に展示されており、そこで見ることができます。

 

素人の蔵元

%e5%a5%a5%e8%97%a4%e5%88%a9%e6%96%87奥藤商事株式会社の酒蔵のある地域は、清流である千種川の水に恵まれ、米どころとして良く知られています。

酒造りには最適な環境にあったと言えます。

かつては但馬杜氏の手による酒造りが行なわれていましたが、現在では但馬杜氏は引退し、蔵元である奥藤利文代表取締役と若い蔵人たちでお酒を仕込んでいます。

昔ながらの丁寧な作り方を踏襲するとともに、その年の気候変動や酒米のできなどの条件が様々に変化する中、醪の表情を見ながら、まさに子供を育てるようにしてお酒を造っています。

蔵元はもともと異業種で仕事をしていたため、最初の頃は手探りの状態でしたが、蔵人さんに直接教えてもらったり、播磨地区の酒蔵の先輩たちの手ほどきやアドバイスをもらったりして、奥藤らしい味の追求に努めてきました。

 

手造りによる忠臣蔵の味わい

640x640_rect_33997059赤穂ならではの地酒「忠臣蔵」は、そんな蔵元が赤穂の酒を多くの人に飲んでもらうために手造りの製法にこだわって造っているお酒です。

真面目に造っていればそれはお酒に表われると考え、地道な努力によって精進を重ねてもいます。

「忠臣蔵」の傾向としては、端麗辛口ではなく豊かな味わいと飲みごたえが重視されています。

アルコール度数はやや高めでボリュームを感じますが、後味が良くついお酒が進んでしまう、手作りの良さが前面に出たお酒です。

奥藤商事株式会社では、主に大吟醸酒、純米吟醸酒、山廃純米酒を中心にラインナップしています。

 

地元赤穂の酒

goriki奥藤商事株式会社は、「地酒」であることにもこだわりを持っています。

そのために様々な取り組みを行なっていますが、そのひとつが県立上郡高校農業科の生徒が作ったお米で、お酒を仕込むというものです。

しかも、米を洗ったり、仕込んだり、絞ったりする日本酒作りの工程を生徒と共に行なっています。

地元産のお米でも酒造りを行なっています。

こうして、地元赤穂のためにも活動することで基盤を地に足のついたものにし、ひいては日本中の人に赤穂の酒を楽しんでもらえるようにしたいと考えているのです。

 

奥藤酒造郷土館

0279319e3582bd90b6068c2023b43f6e酒蔵に併設されている酒造郷土館には、海運で財をなした港町坂越の古い資料(廻船・酒造関係物が中心)が多数展示されています。

また、試飲もでき「忠臣蔵」の利き酒を楽しむことができます。

販売店も併設されています。

この酒造郷土館には、年間におよそ2,000人が訪れます。

なお、見学には予約が必要です。

 

奥藤酒造郷土館
兵庫県赤穂市坂越1419-1
TEL 0791-48-8005
FAX 0791-48-8813

開館時間: 平日(月~土) 9:00~17:00
休館日: 日曜日・祝祭日・お盆・年末年始(休日に見学をご希望の場合はお問合わせください)
駐車場: 普通車5台(バス等の場合は近くの公共駐車場をご利用ください)
見学料: 無料

 

おすすめのお酒

img09いちおしは「大吟醸 忠臣蔵」です。

地元である兵庫県産の山田錦を40%まで磨き、細心の注意を払いながら処理を行ない、最高のタイミングで搾ったお酒です。

すっきりとした辛口な味わいの中にほんのりとした甘みが広がります。

柑橘類を彷彿とさせる上品な香りも特徴です。

赤穂で唯一の酒蔵でもあることから、観光に訪れる人のお土産品としても高い人気を誇る1本です。

 

日本酒データ

銘柄: 大吟醸 忠臣蔵
特定名称: 大吟醸酒
使用米: 山田錦
精米歩合: 40パーセント
日本酒度: +3.0
酸度: 1.4
アルコール度数: 17~18度

香り  弱・・・★・強
コク  薄・・・★・濃
キレ  弱・・★・・強
味わい 甘口・・★・・辛口

 

おすすめの飲み方

kakiこのお酒は、しっかりと冷やしてから飲む前に常温に戻して飲むのがおすすめです。

どんな料理とも相性が良いお酒ですが、中でも細やかな味のする地元瀬戸内の魚介類とはベストマッチです。

酒蔵のある坂越地区はカキの養殖が盛んなところでもあり、酢ガキ、焼きガキなどが特におすすめです。

姫路の特産、穴子の白焼きやメバルの煮付けなどとも素晴らしくよく合います。

 

その他のおすすめの酒

img08純米吟醸酒では「純米吟醸 忠臣蔵」をおすすめします。

口当たりが滑らかで柔らかく、うまみが十分に感じられるお酒です。

とりわけ、純米酒の持つ独特の酸味のバランスが良く、日本酒本来の豊かな味わいを楽しむことができます。

 

日本酒データ

使用米: 山田錦
日本酒度: +3.0
アルコール度数: 17度

 

まとめ

奥藤商事株式会社の造るお酒は、主君への忠誠に生きた赤穂浪士に思いを馳せさせてくれます。

赤穂唯一の酒蔵として、これからも奥行きのあるお酒を丁寧に造り続けてくれることでしょう。

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Kitagawa
最後までブログを読んでいただきありがとうございます。 これからも日本酒についての記事を書いていきますのでブログシェアお願いいたします。

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